
Starlink設置計画
うちの会社の開発センターは富士山の麓にある。奥深いので携帯の電波が入りにくくネットに接続するのも一苦労。これまでギガ無制限のSIMを使ったりしたがコスト面から最近は楽天モバイルと契約していた。しかし、楽天の基地局が近くにあるわけではないので、ローミングでauの基地局に繋がっていた。ただし、それは遠くにあるらしく電波もやっと1本立つかどうかぐらい。そこでだ!
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休日は混み合う
平日はまあまあダウンロードで20Mbpsぐら出ることもあるが、アップロードは数Mbps。それでもOSファイルをダウンロードするとかでなければそれほど不自由でもなく。しかし休日、それも夏休みになるとたくさん人が山に登ってくるらしく、アンテナには繋がっているが極端に遅くなる。VPNで繋いでもサーバ側のフォルダの一覧がやっと見えるぐらい。流石にこれでは仕事にならない。そこでだ!
Starlinkを導入する
前々から興味があったStarlinkだが、山間でまわりに背の高い木が多くつながるのか微妙。とくに北側に大きく障害物がない空が広がっていないと繋がらないらしい。この前までStarlinkが日本で売り込みしててヨドバシやビックカメラでも購入できたらしいが、いまはない。一か八か注文してみよう。Starlinkには標準のサイズとminiのA4ぐらいのサイズがあるが大きい方がTOPスピードは出る。しかし100Mbpsもでれば十分なのでminiを公式HPから注文してみた。値段は送料込みで38100円。さあ、いつ届くかなぁ。
発送はアメリカ
StarlinkのHPは日本語だったので日本国内から届くのかと予想してたが外れた。アメリカからDHLが運んでくる。注文が確定してから日本に届くまでおよそ10日。まだ荷物がアメリカにある間にDHLに電話して配送先を開発センターにしてもらったら+2日。そしてやっと届いた、さてと!
天窓でつながるのか?
予め設置方法は検討してある。まず簡単なのは天窓に吸盤で固定する方式。ネットではStarlink mini用の固定具のモデルが転がっているので印刷して準備しておいた。これを試す。駄目だ、まったく繋がらない。衛星をキャッチできない。そもそも北西向きで眼の前に木が立ちはだかっている。それでも自動で北向きの衛星を捉えてくれないかと期待したが無駄だった。だったら、次だ!

ベランダに置く
室内は無理だから外のベランダにそのまま置いてみる。アンテナの裏には足があり少し持ち上がった形で設置する。全く駄目ではない、なんとなく繋がりそうな気配。ただ、衛星を完全に補足するには時間がかかるみたいだ。これなら行けそう。手すりに置いたら風で飛ばされて落ちる可能性Max、だったら本格的にだ!

ポールを立てる
急いで麓のDIY店にいき足場につかう単管パイプ2mを買ってきた。もちろんこの設置方法も予定に入れてあったのでパイプとアンテナを繋ぐアダプタも印刷して作ってある。いいぞ!衛星を捕まえて自分の向きを補正しているみたいだ。目安で北向きにしたので微調整をしている。向きを変えるといってもアンテナ自体が回るわけでなく内蔵の小さいアンテナの位相差を変えて電波の向きを調整するらしいが。

衛星、捕捉!
初めて衛星を捕捉して位置と向きを調整するのに10分ぐらい掛かったかと思う。それから調子が上がってきてダウンロードが100Mbps出るようになった。ほんとに出るんだ100Mbps。遠く離れた衛星と電波で通信して、それもこんな小さなA4サイズのアンテナで。すごい技術だな。

障害物があっても
まわりに屋根や木の障害物があっても、まあまあ北の空が見えていればつながるようだ。設定はすべてスマホのアプリから行うが、障害物が天球のどこにあるのか示してくれる画面もある。思った通り屋根と木が邪魔しているが、北向きの空は割合と広い。イベントが記録されていて、衛星が捕まらない、障害物がある、といろいろイベントが記録されているが、ときどき数秒切れることがあるが、すぐ復活する。最大でも15秒ぐらい1日に1回ぐらい切れることがあるが、ネットなんてもともと切れること前提に設計されているから実用上なにも感じない。

方向の許容範囲
通信中のアンテナの向きを少し変えてみる。もっとこっちのほうがよく繋がるんじゃ?と動かすのだが、衛星が自動で向きを計算して修正するので、多少のズレは問題ないようだ。感覚では左右に10度ぐらい向きを回しても、勝手に向きの計算をして合わせてくる。それ以上になると衛星を捕捉できなくなり通信が切れる。これなら素人でもとりあえず北向きさえ分かれば適当にアンテナを置いて通信を始めることができそうだ。素晴らしい技術だな。BSのアンテナの向きの調整なんて大変なんだぞ

Starlinkでないと駄目な理由
じつは15年ぶりにチューチューマウスを復活させた。もう二度とコードを触ることはないと思っていたが、ここ最近のAI技術のちからは目覚ましく、これなら復活できるかもとAIと二人三脚で復活に取り組んだ。YouTubeなどのストリーミングと違い、AIとのやり取りはデータのUP/DOWNの回数がめちゃくちゃ多い。ダウンロードだけ早ければいいものじゃない。光回線のような速度と安定性がないと使い物にならない。山間部でそれを実現するのにStarlinkはピッタリだ。
