鹿と衝突
西富士からの帰り道、林道を走っていたら、鹿がピヨーンと飛び出してきて目の前のライトに入った。3-5mぐらい前方かな、あー!と思ってフルブレーキだったけど、ドカーン!と衝突して鹿は10数メートル跳ね飛ばされて停車。
ボンネットは盛り上がってシュー!と水蒸気が立ち上り、ラジエターは壊れた模様。
鹿は生きてはいるけど右太もも付近は折れてるし、右側全体を相当強打しているので駄目そう。
西富士場長さんに電話してヘルプを。
ディーラーにも電話してみたら、BMWのなんとかサービスは故障なら対応できるけど事故は無理なので、保険に電話してレッカーと代車の手配。なんせ街灯も何もない林道なんで、電話繋がらなかったらどうしようもないところ。車どおりはまあまああるんだけど。
反対車線の右端に倒れこんだ鹿がひかれない様に三角板をおいて鹿を見守る。
15cmぐらいの角が生えているんだけど、これは雄なんだろうか、だったら結構若そう。
場長さん到着。そのうち、射場の仲間と駐在さんが到着。まるで忘年会の3次会のよう。
その間に鹿は少し林の中へ移動。3人が探しにいって鹿は仕留められました。まあ、あのままじゃ弱って動物に食べられちゃうだろうし、可哀想だけど仕方ないか。駐在さんはちょうど物損の資料を持ってたのでその場で資料作成。
1時間ぐらいしてレッカー到着、車は荷台につまれて横浜のディーラーまで出発。
さて、自分たちの足を確保するため、レンタカーの手配。
この辺の連携、保険会社の手際が悪くて駄目ね。ここは静岡県の山中よ。気温は5度切ってるし。
保険からすれば事故直後の24時間レンタカーと、そのあとの修理中の代車の二台だと思っているんだろうけど、ディーラーは月曜日は休みで修理は火曜日からしか出来ないし。対応する電話の人もころころ変わって何度も自分たちの場所を説明しなきゃいけないし、この山中じゃわかんないって、ナビで見ても地名しか出ないんだから。
結局、駐在さんが本部に照会して近くのレンタカーを当たってもらい、それを保険屋さんに伝えて手配して、みたいな感じだし。
レンタカーを受け取れる場所が決まって、場長さんが娘さんを呼び出して、私たちを富士宮のレンタカー屋まで送っていただきました。あー助かった。みなさんどうもありがとうございます。
ディーラーの営業さんが遅くまで店で待っててくれて、壊れた車を受け取ってくれました。受け取った電話があり
「いやー、ボンネットとバンパーがちょこっとかと思いましたけど、結構いってますねぇ」
でしょ?バンパーからボンネット、ライトまでかなり壊れているし。いくらフルブレーキだったとはいえ目の前だったから70km/hぐらいでぶつかったと思うもん。場長さんの娘さんがいうには、壊れて廃車になった話を結構聞くというから、やっぱり丈夫に出来てるんだねぇ、BMW。修理は年内ギリギリぐらいかなぁ、80万ぐらいかなぁ、と感想。それまでカローラ君が友達です。カローラ運転して伝わってくる感触からすると、これで同じくぶつかったら、たぶん前がぐっしゃり潰れて廃車になってたかも。
場長さんたちは、あれから夜12時ごろまで鹿の解体をしてたそうです。ハンターの私の分は取り分けてあるからと、電話がありました。鹿には申し訳ないけど、とっても大きな弾で仕留めた鹿です。