New ISを試乗して来ました

最近、試乗は少しお休みでしたが、LEXUSから新しいISが発売になったので試乗してきました。まあ、他に確認したいこともあったのですが、とりあえず試乗ということで。今回、初めてISにハイブリッドが追加されました。IS300です。ハイブリッドシステムをどこから持ってきたのか興味があったのですが、どうやら、新型クラウンと同じシステムらしいです。あと250のエンジンもクラウンと同じ。味付けは違うらしいですが、ブロックは同じらしいです。

今回から、ISも、あの砂時計型グリルになりました。そのほか、色んな所に変わったデザインが入っています。例えば、このテールランプの鋭い切れ込み。

この鋭い矢印のようなスモールライト。スモールだけこんなに別物になっているデザインはかなり珍しいと思います。変わったところにお金かけるし。ところが、ガッカリするのは、ウィンカーの黄色いバルブがむき出しで見えること。ちょっと、これはいけません。こうして出てきたクルマは、あとから必ず改善されてます。みんな、ガッカリするんですよ。黄色い電球がむき出しで見えるのが。

ヘッドライトを横から見るとジグザグで、ちょっと悪乗りしている感が。どーも、私には、これがガンダムのようなロボットが念頭にあるように思えてならないです。

前席のデザインですが、座っていて落ち着かないんです。後ろの席から見ると、ロボットの操縦席のような雰囲気に思えて。きっと、そういう世代がデザインに関わりだしたのかも知れませんね。私は昔のISの内装のほうが優雅でよかったと思います。

ダッシュボードも2段になっていて微妙。まさか、このうえにすべり止めでiPhomeを置くなんて考えてませんよね？ナビの位置をかなり下げたために、前の方を、だいぶ掘らないと見えないので、ナビの前の部分が深いです。

たぶん、今回はじめて採用されたデバイスだと思いますが、静電容量式のセンサーを使ったエアコンの温度調整。不思議なデザインで、金属の棒を触るのですが、格好いいんだか不便なんだかわかりません。はっきりいって使いにくいです。面白いんでしょうけど、0.5度を調整するのが難しいです。運転している最中は、安全のためならカチカチまわるダイアルか、ボタン式のほうがずっといいんですけど。

試乗したのはIS300のバージョンLです。Fスポーツとかもありましたが、初めてのハイブリッドを試してみようと。１つ上にはGS450hがありますが、あれとはまったく目指す方向が違います。ISはあくまで燃費重視。すると、走るとぜんぜん面白くないです。アクセルの動きに対して、クルマの挙動が緩慢です。ガバっと踏み込んでもガソリン＋モーターのような強烈な加速感はありません。GS450hは楽しかったんですがねぇ。　
ウィンカーはスイッチ式なのに、チョンで3回チカチカ機能はついてなかったです。この前のGSと同じ。そんなにあれは高い機能なのかなぁ。手が空くから安全で便利なのに。

横横道路をそれほど飛ばすこともなく、エコ運転気味に走ったのですが、燃費のほうは優秀です。この辺は、さすが燃費重視。でもねぇ、あの顔つきで走りが緩慢で燃費よくても、なんか不釣り合いのような。あとで判明したんですが、変速機がCVT。どうりでピリッとしないわけだわ。
とまあ、読み返してみれば、自分ではかなり気に入らなかったみたいです(^^ゞ　残念なことで。